基本、車よりバイク

基本、車よりバイク

基本、車よりバイク

基本的に車よりバイクの方が好きです。

車よりバイクは風を感じる、などというカッコイイ理由ではなく大まかに言うとバイクの方が機械的でイジる楽しさがあるというのが大きな理由だと思います。

もうひとつは長く乗れる事。例えば100万円で購入した車は10〜15年位で大体の車両はスクラップや海外送りになる可能性が高いと思います。気に入った車との別れは辛いものでどんなにカスタムしても、どれほど愛情を注いでも別れはやってきます。バイクも機械物ですのでいずれ別れはやってきます。しかし車種や使う頻度にもよりますが車より遥かに長く乗る事ができると思います。

私は70年代初頭のハーレーに乗っていますが、アフターパーツは巷に溢れていますので一生所有つもりでいますし乗り続ける事も可能です。もちろん車でも一部の車種では一生乗る事も可能ですが、バイクに比べるかなり限られてしまうと思います。

実はもう一台国産のバイクも所有しています。国産のバイクはハーレーに比べ古くなるとパーツの確保が難しくなりますが現在スペア及び部品取りとして部品取り車を1台、別にエンジンを3機確保していますので暫くは安心しています。こんな事ができるのもバイクの魅力だと思っています。まあ、車でもお金持ちで大きな庭やガレージがあれば別ですけどね。

あとはカスタムのし易さも魅力ですね。先の話と同じになりますが一生所有するつもりの車体と長くても15年程しか乗れない車両ではカスタムのし甲斐も違ってくるように感じます。車を自分で全塗するのは大変ですが、バイクならタンクやフェンダーを塗るだけでイメージを大幅に変えられるのもバイクの面白い所です。

私がバイクの魅力として感じている部分も気持ちと資金があれば車でも可能だと思いますし、それを否定するつもりは毛頭ございません。各々が自分の好きな物に対して情熱や時間を掛け、魅力や楽しさを感じられればバイクであろうと車であろうと関係ないと思っています。現に私の車は22年落ちのジムニーですが未だに現役です。マニアがたくさん居る車種だから維持も可能ですし限りなくバイクに近い車だと思っているので気に入っています。

しかし、私は車よりもバイクが好きですね。

これは一生変わらないと思います。

託す

 そのバイクを売って下さいと頭を下げてお願いに来た、少年とその母親の話です。

 私のバイクはCB400。1年のほとんどをガレージで過ごす、本当に天気の良い、春先と秋口にツーリングに出かける程度で、普段はガレージにスタンドを建てて、磨いてみているだけのバイクでした。そのバイク自体も私が学生の時に憧れてやっとの思いで買ったバイクですが、当然に年式も古く、純正のパーツを探すのも一苦労するくらいでしたが、バイクを売って下さった、解体屋さんがとてもバイク好きでCB400の廃車等が出るたびにパーツ取りをさせてくださり、ほぼ純正のままの状態を保ちつつ、微妙にブレーキ周りや、集合管などをカスタマイズして、より良いコンディションを保ちながら、大切に乗っていました。

 時が過ぎ、サラリーマン時代を経て、独立してからは一人の時間が無いくらい忙しく、バイクに乗る時間もだんだんと無くなっていたのですが、どんなに裕福になってもこのバイクだけは手放せませんでした。

 仕事仲間にはバイクに詳しい人も多く、是非売ってほしい。こんなにきれいなバイク現存してるのは初めて見たという方もいましたが、それを売ってしまうと今までの苦労が消えてしまうのかと思えて売れませんでした。

 バイクが欲しいと訴えてきた少年は近所に住む少年でした。私がガレージが出して磨いていたのを何度か見ていて、覚えていたそうです。その少年の父親はとてもバイクが好きな方だったらしく、写真を見せていただいたら、私と同じCB400でした。その少年の父親は早くに病気で亡くなったらしく、小さな頃の思い出が強くあり、今時ではあまり聞かないのですが、高校を卒業してすぐにバイクの免許をとったとの事です。大学に通う為のバイクとして、アルバイトで貯めたお金でバイクを買う予定の所、私のバイクを見て記憶から、お父さんのバイクだと思っての依頼でした。

 少年はバイクの資金として30万円用意してました。普通なら譲れる金額ではありません。母親もそれを知っているのか、無理は承知で聞いただけなのでと謙遜してました。少年は大学に行ってからもバイトをするので、ローンを組んでもほしいといいました。私はこれも何かの縁だと思いました。というのもそのCB400を買った値段が30万円でした。

 わかった。いいよ。ローンもいらない。その代わり安全運転と保険には入ること。それが確認出来たら売る。また要らなくなった、壊して使い物にならなくなったら、私に買い直しさせてくれれば良い事を条件に売却しました。

 それから4年が過ぎて、少年は大人になってました。就職してもバイクを持って行きたい事や売却してくれたことに感謝してました。今でもCB400に乗っているかは不明ですが、たまに自宅前で見かける少年の母親が元気にしてることなどを聞くと、悪くないと思います。

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